オタク試験失敗と反省
こんにちは。はじめまして。オタク大学生やってます。くろです。
この度2回目の気象予報士試験を受けてきました。結果は…
チャレンジャー負け!!!!!
まあタイトルでネタバレしてますね。てなわけで今回は自戒を込めて試験までの様子を振り返りながらいろいろ書いていこうと思います。
目次
・気象予報士試験について
まず気象予報士試験そのものについて簡単に説明しておきます。
受験資格は無く、誰もが気軽に(?)参加できる年2回の試験ですが、内容として
1予報業務に関する一般知識(60分 マークシート15題)
2予報業務に関する専門知識(60分 マークシート15題)
3実技試験Ⅰ、Ⅱ (75分×2 筆記試験)
の4段構成を1日でやらされます。年によってブレがありますが、基本的にはどれも7割程度をとれば合格に達します。そのうち1と2の一般知識と専門知識は合格点に達すると1年間(試験2回分)は免除になるため、まずはそれだけを目的に学習を始める人も多いです。自分もその一人でした。実技は免除にならないので合格を目指す人にとっては必ず最後の関門になりますね。
・学習開始~1回目の試験まで
勉強を始めた時期を正確には覚えていません。ただとりあえずやってみようと思ってすぐに取り組めたのは大きかったです。偶然にも昨年NHK朝の連続テレビ小説で気象予報士を題材とした「おかえりモネ」が放送されていましたが、それよりは少し前に始めていました。(放送内容知ったときは運命か!?!?ってなってた。清原果耶さんはしっかりしてるし坂口健太郎さんはとても爽やか)
と、まあ、大学3年の春学期は暇な時間に本屋で買った教材を読むようにしました。気象学や予報に関する知識を1から理解することからですね。
自分は大学が文学部史学科というゴリッゴリの文系だったので、熱力学などの事前知識が全く無かったのは痛かったです。
でも、自然科学自体はもともと好きでした。昔から生き物や自然が大好きで、その辺に結び付けて多少は飽きず楽しく勉強することが出来たかな~と思います。物珍しさもありましたね。
2021年8月下旬になり、初めて試験を会場(成蹊大学)へ受けに。結果は…
一般知識、専門知識ともにクリア!!
キタキタキタ!!!!!!!!!!
1年間の科目免除を同時に獲得しました。やればできるじゃん。
当日の朝電車の中で見た内容が2問くらい出されたのが救いでした。一般知識の方はそれが無かったら不合格だったと思います。
実際初めての試験で両科目通過できる人は多く無いらしく、頑張った甲斐があったなーと。
何はともあれ今後試験2回分は実技試験の対策のみになりました!
浮かれすぎずに次へ向かいましょう。
・2回目の試験(実技試験Ⅰ、Ⅱ)に向けて
実技試験は天気図などの資料を読み取り数日間の天気や気圧配置、大気の状態などを記述で解答する試験です。最初は独学をしてましたが、流石に非効率かと思い実技試験のみの対策講座(オンデマンド授業)を契約しました。結構値は張りましたが、ここでこそバイト代を使うべきだと思い切って受講。質問対応等をしてくださる先生は非常に丁寧で助かっています。
そんなこんなで対策を始めました。気づけば次の試験まで残り4か月とかだったのでのんびりは出来ません(コロナ禍、時間高速過ぎない?)。
天気図の読み方、温帯低気圧や台風の特徴、雨や雪の基礎知識や防災気象情報などを学習・復習しつつ過去問演習に入ります。
基本的に実技試験は過去問を理解しながら解きまくることが王道です。ある程度基礎知識が固まったら過去問ばっかり取り組むターンになります。正直「過去問解く→復習」の繰り返しだけなのでやること自体は単調です。
ただし、作図やら短い記述やらが多く、75分の試験時間で解ききることは最初中々難しいんですよね。解説が理解できない感じはなかったので内容よりも答案を作り出すことが厳しいイメージです。
あと、大学の介護等体験があったりプレゼンみたいなのが多かったりで11,12月は結構両立させるの難しかったです。まあ実習の帰りに秋葉原に寄ってCD積むなど呑気に過ごしていた部分もありますが…。(こういうの、疲れてても楽しいよね☺)
てか、今後全然忙しくない日々が続くなんてもう無いような気しません?
その縛りの中でやりたいことやるの、なかなか難しくなってくるんだろうなぁと思います。それなら言い訳しても変わらないし前向いて進みまくるしかないのでは?とも同時に感じてます。
なかなか点数は上がりませんでしたが良い感じに熱意が増したり暇つぶしになったてたので苦ではありませんでした。ただもちろん怠惰もあり勉強時間全体は足りていないので唸りつつも1月に突入。やることは変わらないので近年の過去問を解きまくりました。ちらほら合格点に達しただろう試験もありましたが、イマイチ詰めが甘い状態が続きます。
そんなこんなで直前に詰め込み、試験当日(2022年1月30日)にへ。
・当日
学科試験が午前中に行われるので、免除の私はお昼過ぎからの試験でした。たぶん10時間くらい寝てたと思います。睡眠は気持ちいい。
実技試験は形式の近い問題75分の2連戦です。試験会場がお台場の方だったのでゆりかもめに乗車すると、同じように参考書を読んでる人が数名。
「うわ、みんなオタクだ…」と思いながら自分もオタクする感じ、ライブ前と大差ないですね。
正直センター試験とか大学の2次試験とかも会場向かうときみんなオタクに見えたのでこの感覚は一生変わらないと思います。
学科試験が終わって外で休憩してる人や答えを確認し合う人たちを横目に会場のビルに到着。
とりあえず席を確認すると、思っていたよりも一室に対する人の量が多くてびっくりしました。多分2科目免除の人が集められているので面構えが違う(?)。
何でもそうですけど来た以上は周り気にせずやりきるしかないですよね。普段そこまで試験系で緊張することはないんですが今回は結構緊張してました。
・試験中と手ごたえ
まずは実技試験Ⅰを受験。ちょっと解きにくい問題も散見しつつ、難易度はまあいつも通りくらいかな~と感じながら、最後の大問3にたどり着きました
「え、マジで知らん問題きたが……?????????」
大問3では何を思ったのかこれまでの試験では見かけることのない問題が出てきました。気象庁の言葉の定義を理解した人であれば対応できたのかもしれませんが、正直ノーマークの分野から出題されたため大失点は確定でした。自分も出題者も許さん。
「うわ、周りも出来てないだろうけど合格は厳しいかもな…」
というのが実技Ⅰを解き終わった私の感想です。でもその分合格ボーダーが下がることもあるので気を抜かず、実技Ⅱを受験しました。
「うーーーーーん、普通!!!!!!」
実技Ⅱの方は目立つ特徴もなく、ただただいつも通りの出来って感じでした。
この難易度が2つだったら受かってたかもなあ、と、しょうもない文句や悔しさを感じながら会場を退出。ゆりかもめに乗りました。
なんか落ち着かなかったので豊洲のららぽーとに寄って少し徘徊しました。服屋と本屋とゲーセンをぶらつくも出費ほぼ0円で帰宅。拗ねて18時くらいから少し寝てました。お疲れ。
・合否発表まで
実技Ⅰのやらかしは酷かったものの、合格基準は総合計の約70%と計算されます。実技Ⅱの得点が良くてⅠの減点を抑えられていれば望み0ではないとも感じてました。ボーダーも下がるだろうし。
解放感もあって発表までの1か月半は勉強する気があんまり起きませんでした。コロナ禍なのであまり友達は誘わず、1人で年パス持ってる水族館に行ったり、Anytimefitnes(ジム)を契約してランニングしまくったり、よくわからないムーブを重ねていました。
あと、ラブライブサンシャインのライブや少女歌劇レヴュースタァライトのオーケストラコンサートにも行きましたね。どちらもコロナ禍に入ってからハマったコンテンツでしたが、にわかながらも楽しむことが出来ました。その辺のジ・オタクみたいなブログも別の機会に書けたらいいなって思ってます。
ともかく結構お金を使ったのでまたたくさん労働しなきゃと反省。
そんなこんなで合否発表の2022年3月11日。自分は東北地方が大好きなのでこの日に被せなくても…と思ってました。被災地行くと本当にいろいろ物の見方変わったりするので綺麗事抜きに1回は行ってみることをオススメしてます。
そうはいっても結果を知らないわけにはいかず、インターネットで合否を10時ちょうどに確認。
「自分の受験番号は……うん!無いね!!!!!!!!」
予想はしていたので思っていたよりダメージは少なかったです。受験直後は結構悔しかったので耐性が出来ていたのかもしれません。不合格確定して逆にスッキリした感じ。
実技試験の合格ボーダーは62%と低く、それでも引っかからなかかったのはよっぽど実技Ⅰの出来が悪かったんだと思います。(受験者の正確な得点は公表されません。)
もう次は大学4年になるので来年度どのくらい気象予報士試験に時間を費やせるか自分でもよくわかっていません。
でもせっかく科目免除が手元にあるんだから次の8月試験で決めたい気持ちも大いにあります。
将来のことは正直まだ良くわかりませんが、少なくとも直近1年間はいろいろ全力で駆け抜けたいですね。
・おわりに
はてな初ブログが自己紹介もろくにせず硬めで長い内容になってしまいました。
とりあえず振り返りはしておきたいな~って気分だったので書いた次第です。
自分はここ2年間で過ごし方や考え方が結構変わったような気がします。気象だったり弓道始めたり、やってみたいことを直ぐに実行するようにしてみたりとか、前よりは服屋や美容院に行くのが楽しくなったりとか。オタク部分に関しては中学生みたいな生活に戻ったような感じです。去年の春学期とかアホみたいにアニメや映画見てた。でも一昨年や去年に初めて知った楽曲やお話に励まされたり、かなり有意義な部分もありました。
多分同年代の人は既に働いていたり、就活だ卒業だあーだこーだで苦しんでいたりすると思います。
自分もヤバいと思いつつ対策したりしなかったりの毎日です。
将来?わからん!!!!
ただ、前にも言った通り、今後もどうせ大変なら更にいろんなことを吸収したり経験したいとも感じます。その実践の1つとして気象予報士試験は程度の良いチャレンジになっていると信じたいです。
試験は試験として頑張りつつ、
いろんなことを見て、知って、挑戦していきたいですね!
堅苦しくなりましたが今回はこの辺で終わろうと思います。
もし全部読んでくださった方がいれば貴重な時間をありがとうございました!(^^)!
くろ